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グッドプラクティス企業 ポジティブアクションに取り組む企業にお聞きしました

女性総合職の採用拡大と現場への女性配置に着手

—まず、女性総合職の採用に関する取組をお聞かせください。

高田氏  建築系から少しずつ女性総合職の採用を増やしはじめ、土木系は2002年度、事務系は2004年度から積極的に採用を進めてきました。また一般職から総合職へのコース変更においても、適格者を広く募るなどして全社的に推進しました。その結果、総合職の女性は2007年4月の時点では85名となり、2011年4月には187名と2.2倍になりました。

—女性総合職数が4年間で2倍以上になったのですね。やはり職域としては事務系が多いのですか。

高田氏  新卒採用の総合職170〜180名のうち、20〜25名が女性で約15%です。その中で一番多いのは建築系です。事務系も30〜40名のうち20%位が女性です。

—これは職域拡大の取組の成果ですか。

高田氏  そうですね。特に事業の中核である現場部門への職域拡大については土木系が2005年度から、建築系は2006年度から、女性についても施工現場に配置するようになりました。その結果、機械電気系でも施工を希望して女性が入社するなど、どの職域においても女性が入ってくるようになりました。現在53名の女性が建築系や土木系で現場勤務に就いていますが、特に建築系で女性が増加していて、近年の採用数を見ても女性が4分の1を占めています。事務系女性も2004年度から現場に配属しています。

建設業を選ぶ女性はタフな人材が多い

—建設現場というと男性の職場というハードなイメージがありますが、どのような女性が貴社の門を叩かれるのでしょうか。

高田氏  もともと大学でも理系は女性が少ないので、女性が少ないことへの抵抗はほとんどないようです。当社の説明会にも多くの女子学生に来ていただいていますし、会場によっては女性が半分を占めたこともあったと聞いています。「超高層ビルを建てたい」とか「橋を設計したい」など、"つくりたい"という大きな夢を持って入ってこられる方が多く、採用する側としてもそういう気持ちで女性が来てくれることは有難いです。逆に「入社したらけっこう女性がいて、ちょっと意外でした」と話している女性もいました。建設業、特に工事現場は女性にとって確かに厳しい環境ですが、そのなかで建設業を選択してくれる女性は身体的にも精神的にもタフな方が多いと感じています。
  また、女性として特別扱いされることを本人たちは望んでいないようです。例えば女性用の作業着を当社でも用意しようと思ったのですが、「女性用など要りません」という女性の意見があり、安全面を考えて女性に合うサイズを増やしただけにしました。やる気のある女性の能力を十分に発揮することができれば、会社にとっても全体のパフォーマンスが向上すると思いますし、人事としても単に女性が働きやすいだけでなく、働きがいのある職場になってほしいと考えています。

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