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『ポジティブ・アクション「見える化」』 シンポジウム 開催報告

先日、東京と大阪で『ポジティブ・アクション「見える化」』 シンポジウムが開催されました。いずれの会場においても、有識者による基調講演、「業種別『見える化』支援ツール」の使い方についての紹介の後に、企業の人事担当者が参加するパネルディスカッションで実際の取組事例の紹介がありました。それぞれの会場で出た話題のポイントについてご報告します。

基調講演:
「ポジティブ・アクション推進の意義と課題
~男女の区別なく従業員が活躍できる組織を目指して~」
法政大学キャリアデザイン学部 教授 武石 恵美子
東京会場:2013年2月28日

女性の活躍推進について社会的に関心が高まる「波」はこれまでにも何度かありましたが、まさに今、新たな波が来ていると思います。マクロの視点でいえば、日本の労働力人口が減るなかで、有能な人材の活躍が期待されています。企業の視点でいえば、ワークライフバランスの施策等で女性の定着は進んできていますが、定着が進んだ女性に、いかに活躍してもらうかということについて、改めて人事サイドからの問題提起がされていると考えています。さらに、男女区別しないだけでなく、多様な人材の活躍を促すダイバーシティの取組の一環としてポジティブ・アクションを位置づける企業も増えてきました。先般経済産業省と東京証券取引所が女性の活躍推進を進めている企業を評価し、「なでしこ銘柄」を発表しましたが、これも女性活躍推進の機運の盛り上がりの一例だと思います。

ポジティブ・アクションに関しては、既に企業内の制度は整っているために、「女性の活躍は女性の意識の問題でしょう」、「女性自身が自分で頑張ってくれないと困ります」という意見をよく聞きます。女性の活躍を進める道筋としては、女性が頑張るか、企業が変わるか、の二つがあります。しかし、ポジティブ・アクションで大事なのは、女性が頑張れるような環境をつくることです。人は、将来に起こるネガティブなことを予測することによって、今の自分の行動を変えてしまうという傾向があります。つまり、女性が、「この会社にいてもどうせ期待されていないし、頑張っても昇進できない」と思っていると、頑張ることをやめてしまうわけです。反対に、組織が「あなたの将来に期待していますよ」というメッセージを送れば、女性に意欲が出て、モチベーションも上がるといえます。組織が変われば女性も変わるのではないか、女性の意欲が低いのであればそれは組織内に何らか問題があるのではないか、という課題意識を持って取組を進めていくことが必要であると思います。

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