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ここでは、様々な立場でご活躍されている女性の方々からのメッセージをご紹介します。
今回は、丸尾興商株式会社 取締役経理部長の豊田 浩子氏とドラッグヤマザワ北町店 店長の加藤 裕子氏に、これまでのご経験や、管理職である立場として心がけていらっしゃることなどをお話しいただきました。働く女性の皆様にとっても参考となるヒントがあるかもしれません。
加藤 裕子氏
株式会社ヤマザワ薬品
ドラッグヤマザワ北町店 店長
1987年入社後、上山店担当。下条店などを担当した後、白山店にて店舗チーフとなる。北町店店舗チーフを経て、2004年4月より北町店店長。1993年と1998年に産休取得。
ドラッグヤマザワは、山形・宮城両県に69店舗を展開しています。そのため、販売は異動を伴う総合職となるのですが、私は販売を希望していましたので、迷わず総合職を選びました。幸い私は県内だけの異動でした。今は半数くらいが女性店長ですが、入社した当初は女性店長が少なく、最初は化粧品に携わっていきたいという気持ちだけで、店長になるとは考えていませんでした。
その後、会社からの辞令があり、白山店で店舗チーフに昇進しました。薬の知識もまだ不十分で、自分より年上の従業員とのコミュニケーションなど、きちんと務まるか不安でした。ですが、ある程度店を任されるようになったことで、責任者としての意識が芽生えてきました。
その間に二度の出産があり、産休を取得して復帰しました。平日は保育園に預けて、遅い時間や休日は同居している母親にみてもらいました。また、子どもが急病のときは従業員の方に出勤をお願いするなど、まわりの協力があったおかげでなんとか続けることができたと思っています。
2004年からは、山形市にある北町店の店長を務めています。系列のスーパーヤマザワに併設されている店舗で、営業時間は10:00〜21:00(日曜9:00~21:00)です。業務の面では店舗チーフとほぼ同じですが、従業員への指導や教育の部分も担うようになりました。アルバイトを含めて11名と従業員が多く、売上面でも比較的大きい店舗なので、責任もそれだけ大きいと実感しています。
たいへんなこともありますが、お客様から喜ばれることはもちろん、自分が教育した従業員が他店舗に巣立っていって活躍したり、その後店長になった姿を見るとうれしいですね。
目標を達成したときや本部から表彰されたときは、みんなで喜びを分かち合います。自分一人でがんばっても売上を達成できるわけではありません。北町店全員で一つの目的に向かって進めていくために、いかに従業員の気持ちをもっていけるかということも考えなければならないところは難しいですが、店長の役割でもあると思っています。